企業小説の第一人者、江上剛さんが
戦後日本に流通業界を作り上げていった巨人達の偉業を描いた作品です。
タイトル通り主人公は2人、作品での名は違いますが、モデルは明らかに伊藤雅俊さんと鈴木敏文さんです。
スーパーマーケットの萌芽と成長、
CVSの隆盛、日本経済とのリンク。
業界としても、我が社にとっても、その端っこに身を置いてきた私。
それらの様相に多少は身に覚えがあるので、極めてリアルに感じました。
偉大なお二人の他、ダイエーの中内さん、セゾンの堤さん・・etc
巨人達の群像です。
読みやすい平易な文体、テンポ良くグングン読めます。オススメです。
塚田一成